上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
飽きたので変えてしまいました。


暫くはこれでいこうかと。


「90RPM BLUES」


今後とも、よろしくお願いいたします。

スポンサーサイト
前編

中篇

----------------

2010010507.jpg
▲僕が愛した自転車達

度重なる破局にヒットポイントも尽きかけようとしているなか、僕は
最後の力を振り絞り、近所の自転車屋さんに訴えかけました。

「も、もう何でもいいんです!」

「僕に乗れるロードバイクをください!」

「25万以下でえええ!!!」

自転車屋さん:「う~ん、いまうちの在庫で××さんのサイズに合い
そうなのは・・・そうですね・・・BMCがあるんですけど・・・29.8万なんで
すよね」

(BMC・・・しかも予算オーバー・・・)←僕はこのときまだBMCを知りませ
んでした。いまならBMCもよかったと思っています。



ついに、最後のライフポーションさえも使い切ってしまった僕は、

(もうこれ以上の冒険を続けることは無謀だ)

(もういいじゃないか)

(お前はここまでよくやったよ!)

自分を無理やり褒め殺しするしかありませんでした。

----------------

しかしどうしても年内中に、しかも出来るだけ早くロードバイクデ
ビューを飾りたいという、果てしなく我侭な欲求を満たしたい僕は、
藁をもつかむ思いで、以前に妻がロードバイク購入でお世話になった
自転車屋さんのホームページを見たのです。

すると・・・、在庫バイク一覧の項目で、ふと目が留まりました。

【LOOK566 サイズ51・・・249,900円】



LOOKは1980年代からカーボンフレームを使用してるフランスの老
舗自転車メーカーです。
2010010505.jpg
▲LOOK 566 2009年モデル

在庫ならばメーカーの都合で待たなければならない苦痛に絶える必要
はないし、サイズも僕に合いそうじゃないですか。そして見た目も僕
好み。ありえないほどのストライクゾーンど真ん中です。

だがしかしそれ以前に、フレームだけで25万近くもするものを、手に
することができるはずもありません・・・。

そうです、生ある限り僕の財布の紐は、妻(=神)に握り締められてい
るからです。

・・・高嶺の花過ぎます・・・

・・・夢は寝てから見ろです・・・



僕はぼんやりと、モニター画面の中のLOOKを、ただ空しく見つめて
いました。

への字に屈折した思わず人の目を惹きつけてしまうトップチューブと
ダウンチューブの愛らしいロゴ、全体を彩るシンプル且つ華麗なカ
ラーリングは、いつか見たツール・ド・フランスの優美な風景の中を、
いつまでもどこまでも一緒に走りたくなるような、心地よい気持ちに
させてくれます。

もうダメです・・・。
無理だと知っていても、一生縁がないと分かっていても、募るばかり
のこの激しい想いを、いったい僕はどこへ置き去ってくればいいので
しょう。
    ・
    ・
    ・
    ・
    ・
    ・
そしてどのくらいの時間が過ぎたのか・・・。
あれからずっとパソコンの前で、LOOKとの妄想に浸っていました。

オレンジ色に染まりかけた窓の外の駐車場では、自転車に乗った子供
達が、何かを叫びながら笑い合っています。

(もう、夕方か・・・)

モニター画面に映るLOOKを見て、僕は思わず、溜息を吐きました。


すると突然、どこからともなく


「もう面倒くさいから」

「・・・それにしちゃえば・・・」



(えっ・・・!?)


覚えのある

諦めにも似たような

声が聞こえた

その瞬間!


僕は

優しく微笑むLOOKの待つ

モニター画面の中へと

静かに

蕩けるように

消え去っていったのでした・・・・・・・・・。


----------------


自転車の神様っているんですね


僕にも

あなたにも

そしていつかロードバイクに乗るかもしれない

誰かにも

<完>
前編

----------------

あの日以降、僕は一心不乱に、次候補のロードバイクを探しまくって
いました。

そして、そんなあるときのこと・・・。

ふと、いま自分が乗っているクロスバイクのことを思い出しました。

「GIANT」です。

もちろん「GIANT」というメーカーのことを知っていました。世界最
大の自転車メーカーです。ずっと乗っているクロスバイクも気に入っ
ていたました。しかしなぜかこの時点で、ロードバイクの「GIANT」
は、全く圏外だったのです。

いつも側にいた「GIANT」を密かに意識し始めたのは、このときから
でした。

ちょうどこの時期は、どのメーカーも現行から次期モデルへと移行す
る微妙なタイミングでした。「GIANT」も同様、9月早々にも2010
年モデルの先行展示会をするらしいとの情報を得ました。これはもう
少し耐えるべきだと、近々発表されるであろう次期モデルを待つこと
にしました。



そして決めたのが、「GIANT TCR ALLIANCE 1」です。
2010010502.jpg
▲GIANT TCR ALLIANCE 1 2010年モデル

GIANTのロードバイクはどれもコストパフォーマンスが優秀らしく、
特にこのTCR ALLIANCE 1は20万円以下で買え、コンポは105、サ
ドルはフィジークです。フレームはカーボンとアルミのハイブリッド
で、軽さもこのクラスでは断トツです。

気がつくと僕は、このTCR ALLIANCE 1に夢中になってしまってい
ました・・・。

極太のダウンチューブとヘッドチューブにソリッドなブラックカラー
が、まるで褐色の肌から盛り上がる極限まで鍛えぬかれた逞しい筋肉
にも思えてきます。あの逞しい胸の中に抱かれ、そのままいつまで
も、どこまでも走りたい、と・・・。
例えそれが、決して踏み込んではならない禁断の愛だとしても、妻か
ら白い目で見られようとも、もう後戻りはできないのです。

----------------

「PINARELLO FP3」→神の一言で終了
    ↓
「ANCHOR RNC7」→夏の終わりが恋の終わり
    ↓
「GIANT TCR ALLIANCE 1」→禁断の愛

----------------

GIANT展示会の翌日、近所の自転車屋さんにお邪魔しました。

しかしこの時点(展示会の翌日)では、まだ2010年モデルのTCR
ALLIANCE 1は日本中どこにも売ってなく、予約ということになりま
した。メーカーに問い合わせをしていただいたところ、出荷は早けれ
ば10月の中旬になるとのこと。

ひと月半後には間違いなく訪れるであろう、二人だけの暮らしに胸を
焦がしつつ、僕は家路へと向かったのでした。



<しかしこの後起こる惨劇を、このときいったい誰が予測できたので
しょうか・・・>
    ・
    ・
    ・
それからひと月半ほどが過ぎた10月中旬のある日の夕方・・・。

携帯の呼出音が鳴りました。

(おお!自転車屋さんからだ!)
(そうだ!もしかしたらTCRが入荷したのかな!)

自転車屋さん:「もしもし、○○○ですけど。予約されていた自転車
のことでご連絡を差し上げたのですが」

(おお!やっぱり!ついにきたのか!!!)

僕:「い、いつ自転車を取りにお伺いすればいいですか!?」

自転車屋さん:「あの・・・実は、それがですね・・・」

自転車屋さん:「どうもGIANTからの出荷連絡が遅いので問い合わせ
たのですが、どうやらTCR ALLIANCEの製造が大幅に遅れているよう
で、出荷は来年の2月頃になるらしいとのことです」

(えっ、来年の2月!?!?!?2月って・・・)

(GIANTよ、お前もかあぁぁ!!!)

----------------

このときのショックで

僕の髪が全て抜け落ちてしまったことは

ここだけの話にしておきます

----------------

(このまま一生ロードバイクには乗れないのではないか)
(もうロードは諦めよう・・・)
(そうだ、いまのクロスバイクで十分じゃないか!)

自分に言い聞かせるが如く、
強く激しく、何度も心の中で叫び続けました。
    ・
    ・
    ・
しかし、LOOK 566との運命の出会いが、

この後わずか数十分後にまで迫っていることを、

このときの僕はまだ、知る由もありませんでした・・・。

つづく
自転車を買うぞ!と決めてから、最後に決めた自転車がやっと自分の
手元に来るまでの間って、本当に楽しくて悩ましいですよね。

僕がロードバイクを買おうと思ったのは2009年の夏でした・・・。



ロードバイクを買うこと自体が初めてのことだったし、メーカーや
パーツに関しても無知に近い状態で、周りを探してもアドバイスをし
てくれそうな人はいませんでした。なので、とりあえずは自力で雑誌
やネットなどで調べていくうちに、最初の候補に上がったのが、この
「PINARELLO FP3」でした。
2010010504.jpg
▲PINARELLO FP3 2009モデル

正直、最初にネットで写真をみた時点で、一目惚れです。
即、これに決定!OK!でした。

惚れ惚れするカラーリング、独特のフレーム形状、そしてなによりも
憧れのイタリアンブランドとくれば、もう迷うこともありません。
オマケにシマノ105というロードバイクではスタンダードなコンポも
付いているらしいとのこと。
いい年のオッサンが恥ずかしげもなく、一瞬でFP3に恋してしまった
のです。

しかし・・・

世の中そんな甘くはありません。

最初に確認しておかなければならない、お値段のことをすっかり忘れ
ていました。今回は妻も一緒にロードバイクを購入する予定なので、
僕に与えられた予算はそんなに多くありません。
メーカーのHPで確認すると・・・325,000円。

恐る恐る妻にFP3の値段を告げたところ、

「ダメ!」

と、即答。

財布の紐をがっちり握っている妻の言葉は神のお言葉です。

美人でスタイル抜群のFP3との恋は、神の一言で、あっけなく終わら
されてしまいました。



神にお伺いを立てたところ・・・

どうやら僕のロードバイク購入資金は25万円前後とのお告げ。

今回は二人分のウェア類・サイコンなど他にも必要なものが山程ある
ので、自転車本体に割くことの出来る予算は自ずと限られてきます。



そんな訳で、次に目に留まったのが「ANCHOR RNC7」です。
2010010501.jpg
▲ANCHOR RNC7 2009モデル

ある意味FP3とは対極に位置するような、シンプルなカラーリングに
細身のフレーム形状。お値段も230,000円と予算内です。

ネットで調べたところ、クロモリというフレームで歴史もあり壊れに
くく長持ちするらしいとのこと。レトロ風味な感じも飽きなさそうだ
し、気になるコンポもシマノ105で値段も範囲内。

まさに

「恋人ではなく、嫁にしたいタイプ」

です。

これなら、この先も買い換えることなくずっと乗れそうだねと、翌日
にはここで買うと決めていた近所の自転車屋さんにお邪魔しました。



ところが・・・

自転車屋さんに入るなり、いきなり目に飛び込んできたのは

な、なんと!

PINARELLO FP3です!
欲しかったホワイトカラーの2009年モデルです!
2010010504.jpg
▲再び僕の前に現れ心を惑わせたPINARELLO FP3 2009モデル

ですが、べつにFP3を展示してある自転車屋は日本中いくらでもあり
ます。

衝撃を受けたのはその値段でした。

ちょうど2009年から2010年へモデルチェンジの時期だったらしく、値札には驚くべき数字が。

これならなんとかギリギリ予算内に収まりそうなお買い得お値段に
なっていたのです。

そのとき、これはもはや天命なのでは!としか思えませんでした。
やはりFP3は、僕のところへ来る運命だったのだと・・・。

そしてすぐさまお店の人に購入の意思を伝えたところ、

僕には合わないフレームサイズだという、
衝撃の事実が発覚!

FP3との運命の再会は、ものの数分間足らずで終わってしまったので
した。

お店に来た目的も忘れてしまいそうなほど落胆しましたが、なんとか
気を取り直し、お店の人に、実は「ANCHOR RNC7」を注文しにき
たのだと話したところ・・・。

ANCHORは納期が数ヶ月かかる場合もあるとのことで、その場でメー
カーに大よその納期時期を問い合わせてくれたのですが・・・。

衝撃の事態が発生!

なんと、すでにこの時期(8月下旬頃だったかな)は現行モデルの
RNC7は製造をストップしていて、「いま発注しても次期モデルの発
表まで待たないと予約も受け付けられない。確かな納期は分からない
が、たぶん12月以降になるだろう」との話。

(12月以降とかって・・・、無理ですから)
(いまから3ヶ月近くも待たなければならないとか)
(どんな罰ゲームなんだよ!)

と、心の中で叫んでみても、誰にも聞こえません。

ここでもまた、モデルチェンジという大きな壁に阻まれ、生涯を共に
とまで約束したRNC7との恋は、儚くも散りました。

あまりにも非情で過酷な運命の悪戯に、この日は茫然自失で家路へと
向かいました。

つづく
ロードバイクに乗り始めてから、1ヶ月足らずの初心者です。

まだ遠くまで走ったことはなく、家から近い多摩川周辺をのんびり
走るだけで満足しています。

今回は、ロードバイクに乗り始めてから昨日まで1ヶ月間余りの走
行記録を、簡単に綴ってみました。

------------------------------

自宅から多摩サイへのルートでよく使うのは、武蔵境通り~鶴川街
道~多摩川原橋です。ポタ気分のときには吉祥寺通り~野川沿い~
狛江~多摩水道橋も。

2009122404.jpg
▲国立付近の河川敷公園(小説「ヒルクライム」でよく登場する場所)

2009122403.jpg
▲福生南公園

------------------------------

自宅のある地域から荒川へ出るのは、初心者自転車乗りの僕には難易
度が高いのです。Googleマップで荒川までのルートをいくつか探し
てみたのですが、どれもそこそこ交通量の激しそうな道ばかり。

でもこの日は、頑張って荒川まで走りました。

いちばん無難そうな、五日市街道~小金井街道~志木街道~秋ヶ瀬橋
を使ってみました。自宅から僅か20km程の距離なのですが、予想し
た通りの自動車の多さと、当日は低気温と強風も相まって、荒川に着
いたときには結構バテました。

それでもなんとか、念願の

「荒サイデビュー」

を果たしました。

2009122402.jpg
2009122401.jpg
▲秋ヶ瀬橋

彩湖へ行きたかったのですが、多摩川よりも圧倒的に広い荒川に恫喝
され、この日はすごすごと早々に帰宅しました。

もっと遠くまで走れるように鍛えないと!
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。