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前編

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あの日以降、僕は一心不乱に、次候補のロードバイクを探しまくって
いました。

そして、そんなあるときのこと・・・。

ふと、いま自分が乗っているクロスバイクのことを思い出しました。

「GIANT」です。

もちろん「GIANT」というメーカーのことを知っていました。世界最
大の自転車メーカーです。ずっと乗っているクロスバイクも気に入っ
ていたました。しかしなぜかこの時点で、ロードバイクの「GIANT」
は、全く圏外だったのです。

いつも側にいた「GIANT」を密かに意識し始めたのは、このときから
でした。

ちょうどこの時期は、どのメーカーも現行から次期モデルへと移行す
る微妙なタイミングでした。「GIANT」も同様、9月早々にも2010
年モデルの先行展示会をするらしいとの情報を得ました。これはもう
少し耐えるべきだと、近々発表されるであろう次期モデルを待つこと
にしました。



そして決めたのが、「GIANT TCR ALLIANCE 1」です。
2010010502.jpg
▲GIANT TCR ALLIANCE 1 2010年モデル

GIANTのロードバイクはどれもコストパフォーマンスが優秀らしく、
特にこのTCR ALLIANCE 1は20万円以下で買え、コンポは105、サ
ドルはフィジークです。フレームはカーボンとアルミのハイブリッド
で、軽さもこのクラスでは断トツです。

気がつくと僕は、このTCR ALLIANCE 1に夢中になってしまってい
ました・・・。

極太のダウンチューブとヘッドチューブにソリッドなブラックカラー
が、まるで褐色の肌から盛り上がる極限まで鍛えぬかれた逞しい筋肉
にも思えてきます。あの逞しい胸の中に抱かれ、そのままいつまで
も、どこまでも走りたい、と・・・。
例えそれが、決して踏み込んではならない禁断の愛だとしても、妻か
ら白い目で見られようとも、もう後戻りはできないのです。

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「PINARELLO FP3」→神の一言で終了
    ↓
「ANCHOR RNC7」→夏の終わりが恋の終わり
    ↓
「GIANT TCR ALLIANCE 1」→禁断の愛

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GIANT展示会の翌日、近所の自転車屋さんにお邪魔しました。

しかしこの時点(展示会の翌日)では、まだ2010年モデルのTCR
ALLIANCE 1は日本中どこにも売ってなく、予約ということになりま
した。メーカーに問い合わせをしていただいたところ、出荷は早けれ
ば10月の中旬になるとのこと。

ひと月半後には間違いなく訪れるであろう、二人だけの暮らしに胸を
焦がしつつ、僕は家路へと向かったのでした。



<しかしこの後起こる惨劇を、このときいったい誰が予測できたので
しょうか・・・>
    ・
    ・
    ・
それからひと月半ほどが過ぎた10月中旬のある日の夕方・・・。

携帯の呼出音が鳴りました。

(おお!自転車屋さんからだ!)
(そうだ!もしかしたらTCRが入荷したのかな!)

自転車屋さん:「もしもし、○○○ですけど。予約されていた自転車
のことでご連絡を差し上げたのですが」

(おお!やっぱり!ついにきたのか!!!)

僕:「い、いつ自転車を取りにお伺いすればいいですか!?」

自転車屋さん:「あの・・・実は、それがですね・・・」

自転車屋さん:「どうもGIANTからの出荷連絡が遅いので問い合わせ
たのですが、どうやらTCR ALLIANCEの製造が大幅に遅れているよう
で、出荷は来年の2月頃になるらしいとのことです」

(えっ、来年の2月!?!?!?2月って・・・)

(GIANTよ、お前もかあぁぁ!!!)

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このときのショックで

僕の髪が全て抜け落ちてしまったことは

ここだけの話にしておきます

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(このまま一生ロードバイクには乗れないのではないか)
(もうロードは諦めよう・・・)
(そうだ、いまのクロスバイクで十分じゃないか!)

自分に言い聞かせるが如く、
強く激しく、何度も心の中で叫び続けました。
    ・
    ・
    ・
しかし、LOOK 566との運命の出会いが、

この後わずか数十分後にまで迫っていることを、

このときの僕はまだ、知る由もありませんでした・・・。

つづく
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